貧困に苦しむ人を助けるという内容

今日では国民的アニメになったアンパンマンは絵本から始まり、最初は貧困に苦しむ人を助けるという内容でした。

絵本の出版前は「子供にウケるはずがない」と編集者、批評家、幼稚園の先生などに酷評されましたが、次第に子供たちの間で人気になり、前評判を見事に覆しました。

世間に広く知られるきっかけになった、日本テレビ版のアニメは1988年に放送を開始しました。

世代を超えて親しまれるアンパンマンは、最近では、公式サイトでも紹介されているQ&Aなど、あまり知られていない設定が面白いと評判になっています。

気づいたらアニメを見ていたという人は多いですが、第一話の知名度はあまり高くなく、細かい設定を知らずに見ている場合がほとんどです。

「アンパンマンに登場するキャラクターたちはどこから来たの?」
「交換したあとの古いアンパンマンの顔は、どうなるの?」
「バタコさんとジャムおじさんの関係は?」

といった疑問の答えを知りたいと思うのは、子供たちだけでなく大人も同じです。親子で共通の話題を持てる貴重な機会にもなります。

原作者のやなせさんが書いたアンパンマン関連の本を読んでも一貫して書かれているのは、「正義」に対する考え方です。

子供向けのアニメなどでは、悪役と戦ってやっつけるのが正義として描かれることが多く、戦いによって街を破壊してしまったヒーローが謝る様子も見られないことに納得がいかなかったと語っています。

そのためアンパンマンでは、ひもじい者に食べ物を与えることが究極の正義であり、決して格好いいものでもなく、身を削る孤独な者だと主張しています。

主題歌にもそのメッセージが込められているので、大人になってからその奥深さに驚かされたというケースが多く聞かれます。

戦争を体験した作者ならではの食べ物や幸福に対する価値観が、今でも影響を与え続けています。

震災直後にはアンパンマンの歌が避難所に流れた時、初めて子供たちが笑ったり、泣き止んだりしたという話も有名です。

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